「いいタンクトップ」は、いい主役にも、いい脇役にもなる。

夏になると、メッシュTシャツにお世話になりっぱなし。

今回BUNTEN EXCLUSIVEで作ったタンクトップはメッシュTにきるインナーにもと思って制作いたしました。

デザインのイメージソースは、80年代のオーディオメーカーのノベルティ。

当時のノベルティには、企業の宣伝でありながら、どこか生活に溶け込む魅力がありました。

飾りすぎず、気負わず、それでいて長く使いたくなる。

そんな空気感を、今の服として形にしたいと思いました。

だから、このタンクトップには大きなデザインはありません。

必要以上の装飾もありません。

代わりにこだわったのは、毎日着たくなるシルエットです。

身幅には少しゆとりを持たせ、一枚でも自然に着られるバランスに。

着丈は少し長めに設定し、シャツやメッシュTを重ねた時に、裾がさりげなく見えるようにしました。

インナーとして着た時も、主役を引き立てながら、スタイリング全体に奥行きを生んでくれます。

素材はコットン100%。

汗ばむ日でもさらっと着られて、洗濯を繰り返しても気兼ねなく付き合える。

そういう気楽さも、日常着には欠かせない要素だと思っています。

BUNTENは、目新しいものだけを並べる店ではありません。

何年も着続けられる服。

何度も洗って、少し色が褪せても愛着が増していく服。

そんな「日常に残る一着」を選び、時には自分たちでも作っています。

このタンクトップも、そのひとつです。

朝、レコードを一枚選んでコーヒーを淹れる日。

バイクで少し遠回りして帰る夕方。

旅先でシャツを羽織って街を歩く時間。

特別な日のためではなく、何気ない毎日を少し気持ち良くしてくれる。

そんな服が、クローゼットには一番必要なのかもしれません。