Tシャツを選ぶ理由は、人それぞれだ。

Tシャツを選ぶ理由は、人それぞれ。

グラフィックが好きだから。
シルエットがいいから。
ブランドが好きだから。

もちろん、それで十分だと思います。

でも、ときどき「このプリントにはどんな背景があるんだろう」と立ち止まってみると、一枚のTシャツが少し違って見えてくることがあります。

今回BUNTENでセレクトしたF.A.T.のカットソーは、まさにそんな一枚。

フロントに大胆に描かれているグラフィックは、西海岸ファンク・バンド「WAR」のアルバムアートワークをサンプリングしたものです。

WARは1970年代のロサンゼルスを代表するバンドで、ファンクやソウル、ラテン、ジャズなど、多彩な音楽を融合させたサウンドで多くの人を魅了しました。

なかでも代表曲「Low Rider」は、チカーノ・カルチャーを象徴する楽曲として、今もなお世界中で愛され続けています。

ローライダーとは、単に車高を低くしたクルマのことではありません。

自分らしくクルマを仕上げ、仲間と街を流し、音楽を楽しむ。そんなライフスタイルや価値観まで含めたカルチャーです。

このTシャツには、そんな時代や空気へのリスペクトが込められています。

だからこそ、ただインパクトのあるプリントTというだけでは終わりません。

背景を知ることで、この一枚が持つ魅力はさらに深まります。

もちろん、F.A.T.らしいこだわりはグラフィックだけではありません。

糸からオリジナルで編み立てた7ozのコットン生地は、しっかりとした安心感がありながら、肌触りはとてもなめらかです。

首元にはダブルステッチを採用し、繰り返し着ても型崩れしにくい仕様になっています。

見えない部分まで丁寧につくられているからこそ、長く付き合える一枚になります。

BUNTENでは、服を選ぶときにいつも意識していることがあります。

それは、「長く着続けたいと思える理由があるか」ということです。

デザインだけでなく、その服が生まれた背景や、ブランドが込めた想いまで含めて共感できるものは、流行が変わっても自然と手に取る機会が増えていきます。

このTシャツも、音楽が好きな方にはもちろん、カルチャーやアートに惹かれる方にも楽しんでいただける一枚です。

好きな音楽をレコードで聴くように、その背景にある物語も一緒に楽しむ。

そんな服との付き合い方があってもいいのではないでしょうか。

BUNTENは、これからも服だけではなく、その服が生まれた文化や時代、ストーリーまで含めてご紹介していきたいと考えています。

それが、この一枚をセレクトした理由です。